フローリング・床材の株式会社ikuta[イクタ]

施工要領Flooring Manual

捨て貼り工法専用フロアー施工要領

施工要領
適用できる床暖房パネル
  • 温水マット(小根太入り)をご使用下さい。
    ※リフォームフロアー:5.5mm厚の温水マット限定。
適用できる床下地材
  • 捨て貼り工法(根太有り)
    ※下地材:合板(12mm以上)
  • 捨て貼り工法(根太無し)
    ※下地材:合板(24mm以上)
  • 二重床工法
    ※下地材:合板(5.5mm以上)

床暖房用仕上げ材として使用する場合は、上記下地の上に温水マットを施工して下さい。

施工補助材料

以下の材料をご使用ください。

  • フローリング用ステープル釘(38mm以上)※巾:4mm もしくは11.3mm
    ※リフォームフロアー:巾4mm長さ38mmのステープル釘限定で使用下さい。
    注)フィニッシュネイルは使用しないで下さい。
  • フローリング用スクリュー釘(38mm以上)
  • ウレタン系接着剤もしくは変形シリコン系接着剤(コニシKU928C-X / セキスイフーラー#55-S / セメダインフロアロック110L)
    注)酢酸ビニール系、木工用ボンド等は使用しないで下さい。
施工上のお願い

必ずお守りいただきたいこと

保管方法

立てかけ保管や、水がかかったりする場所、直射日光のあたる場所に置かないで下さい。
反り、ねじれ、突き上げ、スキ等の原因になります。

接着剤
  • 床暖房・非床暖房用共通
    接着剤の塗布量の目安は1.5坪あたり1本(※1本760ml)です。
    ノズル径は約4.0mmにし、1ヶ所あたり2列ずつ塗布して下さい。
    接着剤は点付けでなく、太くビード状(線状)に塗布して下さい。
  • 非床暖房用
    接着剤は、小根太の上および小根太延長上の温水マット、捨て張り合板もしくは床材裏面にビ-ド状塗布(間隔:303mm以下)。
    ※いずれの場合も床材の両短辺裏面には必ず接着剤を塗布してください。
    反り・目すき防止のため、床材の短手、長手のオスザネ下にも接着剤が入り込むように塗布することを推奨します。
    AIR WASH FLOORINGエアー・ウォッシュ・フローリング リフォームフロアー 銘木ラスティックを除く)
  • 床暖房用
    接着剤は、小根太の上および小根太延長上の温水マット、捨て張り合板もしくは床材裏面にビ-ド状塗布(間隔:303mm以下)。
    ※いずれの場合も床材の両短辺裏面には必ず接着剤を塗布してください。
    反り・目すき防止のため、床材の短手、長手のオスザネ下にも接着剤が入り込むように塗布して下さい。
    AIR WASH FLOORINGエアー・ウォッシュ・フローリング リフォームフロアー 銘木ラスティックを除く)

注意

表面材が挽き板の製品(AIR WASH FLOORINGビンテージフロアーラスティックなど)・フレンチヘリンボーン製品の場合
床暖房・非床暖房用に関わらず、表面材が挽き板の製品(AWビンテージフロアーラスティックなど)およびフレンチヘリンボーン製品の場合は、反り・目すき防止のため、床材の短手、長手のメスザネ内に接着剤が入り込むように塗布して下さい。フレンチヘリンボーン製品は、特殊な形状のため、床材先端の角周辺および短辺のメスザネ内には特に入念に接着剤を塗布し、接着剤がしっかりと入り込むようにしてください。

突上げ防止・床鳴り防止

フローリングの伸びによる突上げ・床鳴り防止するため、フローリングの貼り始め、貼り終わりには、壁際に3mm~5mm隙間をあけて施工して下さい。

養生
  • 施工後、表面の傷、浮き上がりを確認してください。
  • 施工後は傷や汚れを防ぐために、ビニールシート・発泡シートなどの養生シートを敷き込んでください。さらに、その上に段ボールや合板を敷いて、十分に養生してください。

注意

養生テープは床用養生テープを使用してください。ガムテープや両面テープを使用されますと、床材表面のはがれや変色が起こる場合があります。
養生シートと床材をまたいで養生テープを貼る場合、養生テープを剥がす際は養生シート側から床材側へ向かってゆっくりと剥がしてください。
養生シートは必ず床全体を覆ってください。養生シートで覆われていない部分が変色する場合があります。
養生中に雨水やペンキなどが養生シートにかからないように注意してください。しみ込みにより、床材表面に汚染、ふくれなどが生じることがあります。

その他
  • 施工時は必ず、メスサネ部とオスサネ部を勘合し、施工して下さい。
  • 釘頭による膨れが表面に出ていないか確認下さい。
  • 床の表面からの釘打ち施工をしないで下さい。
  • フロアー材の寄せ、はめ込みの際には、表面やサネを傷つけないよう、必ず当て木を使用して下さい。
    段違い防止のためにもサネのたたき込み過ぎにご注意下さい。
  • 高湿時の床材の伸びを考慮して、フローリングを壁下に飲み込ませる納まりとするか、壁際にクサビ等を用いて3~5mm隙間をあけて施工し、貼り終わり後は、必ずクサビ等を取り除いて下さい。
  • 石框を使用する場合は、フローリングと石框との間に適度に隙間をあけて下さい。
  • 表面に付着した接着剤などは、ただちにシンナー等を適度に含ませた雑巾でふき取って下さい。
  • 水廻りにご使用の際はフロアー接合部、壁際からの浸水を防止してください。
施工手順(床暖房用として使用しない場合)非床暖専用
①. 下地
  • 床下地は、スクリュー釘と接着剤を併用して施工してください。
  • 床下地は、充分な強度を持つように施工して下さい。
  • 床下地は含水率15%以下の合板を使用し、段差の無いようにして下さい。(段差はあっても1mm以内)
    下地の強度が不足しますと施工後の突き上げ、目すき、変色、段違い、床鳴り、波打ちの原因になります。
  • 施工前に床下地は、十分に清掃し、表面のゴミ・油など、取り除いて下さい。
②. 仮並べ
  • 表面化粧材に天然木を使用している床材は、色・柄に多少の差があります。
  • 床材の表面化粧材が、天然化粧(突板・挽板)、人工化粧(シート)問わず、あらかじめ仮並べをして全体のバランスをとって下さい。
  • フレンチヘリンボーン製品の場合、3尺ずらしでの施工を推奨します。
  • クルードフローリングの横目地を揃えて貼る場合は、芋貼りをお願いします。
  • 捨て貼り合板の場合は、床材の継ぎ目と捨て貼り合板の継ぎ目が同位置にならないように割り付けて下さい。
③. 施工
  • (1)接着剤塗布
  • 接着剤の塗布量の目安は1.5坪あたり1本(※1本760ml)です。
  • ノズル径は約4.0mmにし、1ヶ所あたり2列ずつ塗布して下さい。
  • 接着剤は点付けでなく、太くビ-ド状(線状)に塗布して下さい。
  • 接着剤は、捨て張り合板もしくは床材裏面にビ-ド状塗布(間隔:303mm以下)。
    ※いずれの場合も床材の両短辺裏面には必ず接着剤を塗布してください。
  • 反り・目すき防止のため、床材の短手、長手のオスザネ下にも接着剤が入り込むように塗布することを推奨します。
    AIR WASH FLOORINGエアー・ウォッシュ・フローリング リフォームフロアー 銘木ラスティックを除く)

■オスザネ下への接着剤塗布状態

注意

短手、長手ともオスザネ下に接着剤が入り込むように塗布することを推奨します。

注意

表面材が挽き板の製品(AIR WASH FLOORINGビンテージフロアーラスティックなど)・フレンチヘリンボーン製品の場合
■メスザネ内の接着剤塗布状態
床暖房・非床暖房用に関わらず、表面材が挽き板の製品(AIR WASH FLOORINGビンテージフロアーラスティックなど)およびフレンチヘリンボーン製品の場合は、反り・目すき防止のため、床材の短手、長手のメスザネ内に接着剤が入り込むように塗布して下さい。
フレンチヘリンボーン製品は、特殊な形状のため、床材先端の角周辺および短辺のメスザネ内には特に入念に接着剤を塗布し、接着剤がしっかりと入り込むようにしてください。

(2)釘打ち
オスザネ部への釘止めはフロ-リング用スクリュー釘(長さ38mm以上)又はフロ-リング用ステープル釘(長さ38mm以上)を使用。
※長手側(6尺側)は303mm以内の間隔で7ヶ所以上、短手側(1尺側)には2ヶ所以上釘打ちして下さい。
※短手側が145mm以下の場合も釘止めを2ヶ所以上行って下さい。
■フロアー勘合部の釘打ち断面図

※釘は45°の角度で打ち込んで下さい。
(3)施工イメージ

施工手順(床暖房用仕上げ材として使用する場合)床暖専用
①. 下地
  • 床下地は、スクリュー釘と接着剤を併用して施工してください。
  • 床下地は、温水マットを施工する前に、床として充分な強度を持つように施工して下さい。
  • 床下地は含水率15%以下の合板を使用し、段差の無いようにして下さい。(段差はあっても1mm以内)
    下地の強度が不足しますと施工後の突き上げ、目すき、変色、段違い、床鳴り、波打ちの原因になります。
  • 施工前に床下地は、十分に清掃し、表面のゴミ・油など、取り除いて下さい。
温水マットの場合
  • 温水マット周辺部の捨て張り合板は、温水マットと同厚の12mm合板を使用し、釘CN50(周囲150mm、中間200mm)と接着剤を併用して、施工してください。また、継ぎ目に段差が無いように施工して下さい。
②. 仮並べ
  • 表面化粧材に天然木を使用している床材は、色・柄に多少の差があります。
  • 床材の表面化粧材が、天然化粧(突板・挽板)、人工化粧(シート)問わず、あらかじめ仮並べをして全体のバランスをとって下さい。
  • フレンチヘリンボーン製品の場合、3尺ずらしでの施工を推奨します。
  • クルードフローリングの横目地を揃えて貼る場合は、芋貼りをお願いします。
温水マットの場合
  • フローリングの短手接続は、温水マットの小根太を中心に行って下さい。
  • 温水マットの小根太とフローリングは、必ず直交方向に取り付けて下さい。
  • 温水マットの小根太と捨て張り合板の境目には、床材の短辺サネ接合が重ならないようにして下さい。
③. 施工
  • (1)接着剤塗布
  • 接着剤の塗布量の目安は1.5坪あたり1本(※1本760ml)です。
  • ノズル径は約4.0mmにし、1ヶ所あたり2列ずつ塗布して下さい。
  • 接着剤は点付けでなく、太くビ-ド状(線状)に塗布して下さい。
  • 接着剤は、小根太の上、および小根太延長上の温水マット、捨て張り合板もしくは床材裏面にビ-ド状塗布(間隔:303mm以下)。
    ※いずれの場合も床材の両短辺裏面には必ず接着剤を塗布してください。
  • 反り・目すき防止のため、床材の短手、長手のオスザネ下にも接着剤が入り込むように塗布して下さい。
    AIR WASH FLOORINGエアー・ウォッシュ・フローリング リフォームフロアー 銘木ラスティックを除く)

■オスザネ下への接着剤塗布状態

注意

短手、長手ともオスザネ下に接着剤が入り込むように塗布して下さい。

注意

表面材が挽き板の製品(AIR WASH FLOORINGビンテージフロアーラスティックなど)・フレンチヘリンボーン製品の場合
床暖房・非床暖房用に関わらず、表面材が挽き板の製品(AIR WASH FLOORINGビンテージフロアーラスティックなど)およびフレンチヘリンボーン製品の場合は、反り・目すき防止のため、床材の短手、長手のメスザネ内に接着剤が入り込むように塗布して下さい。
フレンチヘリンボーン製品は、特殊な形状のため、床材先端の角周辺および短辺のメスザネ内には特に入念に接着剤を塗布し、接着剤がしっかりと入り込むようにしてください。

(2)釘打ち
オスザネ部への釘止めはフロアー用ステープル釘(長さ38mm以上)またはフロアー用スクリュー釘(長さ38mm以上)を使用。
※小根太部分に達するように釘打ちをお願いします。
※小根太部分以外には絶対に釘を打たないでください。
※長手側(6尺側)は303mm以内の間隔で7ヶ所以上、短手側(1尺側)には3ヶ所以上(フレンチヘリンボーン製品の場合は2ヶ所)釘打ちして下さい。
※短手側が145mm以下の場合は釘止めを2ヶ所以上行って下さい。
■フロアー勘合部の釘打ち断面図

※釘は45°の角度で打ち込んで下さい。
(3)施工イメージ

※フレンチヘリンボーン製品の場合