アウトドアでも電気を供給できる「ポータブル電源」。モバイルバッテリーよりも大量の電力を使用できるため、夏のキャンプで扇風機をかけたり、寒いときには電気毛布を使ったりと、1台あると便利です。また、災害時など、電気の確保が困難な状況でも活躍します。
そこで今回は、ポータブル電源のおすすめモデルをご紹介。用途に合った選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ポータブル電源とは？
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ポータブル電源とは、本体に内蔵されたバッテリーに電気を蓄えて、外部の機器に給電するアイテムのことです。小型のモバイルバッテリーとは異なり、大容量のバッテリーを備えたモデルが多く存在。ACコンセントやシガーソケットが使えるモデルもラインナップされています。
また、内蔵バッテリーで充電や給電を行うので、ガソリンを使用する発電機より静かなのもポイント。キャンプや車中泊での就寝時に使用しても快適です。
ポータブル電源は、キャンプや車中泊で電気製品を使用したいときや、電気を確保できないシーンで役立ちます。さらに、アウトドアでモバイル機器を充電したい場合にもぴったり。災害時や停電時など、緊急時にも重宝するアイテムです。
ポータブル電源の選び方
容量をチェック
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ポータブル電源を選ぶときは、容量をチェックしましょう。バッテリー容量を表す「Wh（ワットアワー）」の数値が高いほど、容量も大きくなります。バッテリー容量が大きいほど、サイズも大きく、かつ重くなる傾向があるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、日帰りのアウトドアなど、ちょっとした電気を使いたい場合は200Wh以上のモデル。キャンプで連泊する場合や、夏場に扇風機を使ったり寒い時期に電気毛布を使用したりする場合は、350Wh以上のモデルがおすすめです。
また、ミニ冷蔵庫などの消費電力が大きい電気製品を使用する場合は、400Wh以上が必要。ちなみに、ポータブル電源は使用しないときも自然に放電するので注意しましょう。およそ30％程度が放電することを考慮して、容量が大きめのモノを検討してみてください。
出力端子をチェック
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アイテムによっては、出力端子の種類が異なります。家庭用電気製品を使用したい場合は、ACコンセントの有無をチェックしておきましょう。USBポートを備えたモノなら、スマートフォンやタブレットを充電する際に重宝します。
また、シガーソケットに対応したモデルも存在。アウトドアシーンでも重宝します。なかには、車のバッテリーから充電できるタイプもあるため、ポータブル電源の充電がなくなった場合に便利です。
ポート数をチェック
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多くのUSBポートを備えているポータブル電源なら、一度に複数のスマートフォンやタブレットを充電できます。大人数でのキャンプなどで使いたい場合は、なるべくUSBポートの多いモデルを選びましょう。
また、ACコンセントの数もチェックしておきたいところ。電気毛布を使用しながら電気ポットでお湯を沸かしたいときなど、複数の電化製品を同時に使用できるため便利です。
サイズと重量をチェック
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ポータブル電源は、各メーカーからさまざまなモデルが発売されており、製品によってサイズや重量が異なります。8kgを超える重さがあるモデルの場合、車への積み下ろしをする際にも負荷がかかりやすいので、注意しておきましょう。5kg以内のモノは、持ち運びがしやすくおすすめです。
サイズに関しても、必要以上に大きなモノを購入すると持ち運びがしにくいため、用途を考慮して選んでみてください。サイズがコンパクトな製品なら、ちょっとしたスペースにも収められます。
防水性能の有無をチェック
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最近では、防水機能を搭載したポータブル電源も人気です。防水機能を備えたモノは、急に雨が降ったときでも故障のリスクを減らせます。
水辺でのアクティビティや、万が一の水害時の備えとしてのポータブル電源を探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ポータブル電源のおすすめメーカー
Suaoki
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「Suaoki」は、ポータブル電源を中心にソーラーチャージャーやジャンプスターター、レーザー距離計などの製品を多く扱う企業です。日本のほか、アメリカやドイツなど、6大陸35カ国以上の国で製品を展開しています。
Suaokiのポータブル電源は、数多くのモデルがラインナップされているのが特徴。100Wh程度の小容量モデルから500Wh以上の大容量モデルまで、幅広い選択肢から用途に合わせて選べます。
アンカー(ANKER)
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「アンカー」は、スマートフォンやタブレット関連の製品を多く開発している企業。Google出身の若者たちによって2011年に設立されました。モバイルバッテリーや急速充電器などの製品が、世界各国のユーザーから支持を集めています。
アンカーのポータブル電源は、デザインや安全面に配慮されているのが特徴。信頼性も高く、多くの支持を集めているメーカーです。
ポータブル電源のおすすめモデル
Suaoki ポータブル電源 PS5B
ジャンプスターター機能を搭載したポータブル電源。車のバッテリーが上がってしまった時に、本製品を用いてエンジンをかけられるので、ドライブや遠出で頼りになるアイテムです。付属のシガーケーブルを使用すれば、車内で本体の充電ができます。
400Whの大容量に加え、家庭用電力に近い正弦波を備えているのも魅力。キャンプや車中泊で電気毛布が使用できたり、パソコンなどの精密機械を充電できたり、さまざまな用途で役立ちます。AC・DC出力やUSBポートなど、出力端子の種類が多く、さまざまな電気製品に給電可能です。
日本の電気用品安全法に基づく「PSEマーク」やMSDS、UN38.3認証などを取得しており、安全面にも配慮されています。本体サイズは幅23x高さ23x奥行14cmとコンパクトなため、手軽に持ち運び可能。キャンプやアウトドアにおすすめのアイテムです。
Suaoki ポータブル電源 S370
幅広い電子機器に対応できるポータブル電源。シガーソケットやUSBなど5種類の端末があり、合計14口の給電ポートを搭載しています。USB Type-Cのポートもあるので、スマートフォンやノートパソコンを素早く充電したいときにも便利です。
ACコンセントの出力波形が純正弦波仕様なのもポイント。精密機械にも使用できます。周波数は50Hzと60Hzの両方に対応しており、切り替えが可能。さまざまな地域で電気製品を使用できます。
本体サイズは幅24×高さ15×奥行15cm程で、重さは3.3kgと軽く、気軽に持ち運ぶことが可能です。2種類の点灯モードがあるLEDライトも付いているため、暗所での作業に便利。利便性と携行性の両方を備えたアイテムです。
Suaoki ポータブル電源 G500
500Whの大容量を備えたポータブル電源。カメラマンが使用する照明機材の電源や、ドローンのバッテリー充電用などに人気のアイテムです。また、家庭用の電力に近似した正弦波を採用しているので、計測機器などの精密機械にも使用できます。
AC出力端子やDC出力端子など、5種類の出力端子が搭載されているのもポイント。USB出力ポートには、急速充電が可能な「Quick Charge 3.0」の規格を採用しているため、スマートフォンやタブレットを素早く充電できます。
バッテリーには、マネージメントシステムと制御装置を内蔵。高温・過熱・過電から蓄電池を保護するので、安全面に配慮しながら使用できます。本体サイズは幅28×高さ21×奥行19cm。持ち手が付いており、持ち運びに便利です。
Suaoki ポータブル電源 G1000
AC1000Wに対応しているポータブル電源。小型冷蔵庫やノートパソコンなど、幅広い電気製品に給電できます。バッテリー容量は1182Whの大容量。スマートフォンなら約70回分の充電ができ、24Wのテーブルランプなら約25時間の使用ができます。アウトドアはもちろん、災害時や停電時にも活躍するアイテムです。
USBやシガーソケットなどの多彩な出力端子を搭載しており、合計12台の端末を同時に充電できます。スマートフォンやノートパソコンの急速充電も可能。バッテリー残量が確認できる、便利な液晶ディスプレイを搭載しているのも魅力です。さらに、本体の温度が高くなると冷却ファンが作動するなど、安全面にも配慮して作られています。
Suaoki ポータブル電源 G1200
1200Whの大容量を備えたポータブル電源。AC1000Wに対応しているため、ミニ冷蔵庫などにも給電が可能です。出力端子は、2つのACコンセントや4つのUSBポートなど、多数搭載しています。電池の残量や使用状況は、本体の液晶ディスプレイから確認可能。高度なバッテリーマネージメントシステムを搭載しており、安全面にも配慮されています。
本体サイズは、幅29×高さ36×奥行16cm。持ち手付きで、簡単に持ち運べます。付属のACアダプターを使えば9時間で本体のフル充電ができるほか、別売りのソーラーパネルと組み合わせれば、長期の車中泊でも活躍。アウトドアはもちろん、災害時にも役立つアイテムです。
アンカー(ANKER) PowerHouse
コンパクトながら、434Whの容量を備えたポータブル電源。スマートフォンで約40回分、ノートパソコンで約15回分の給電が可能です。USBポートが4つ設けられているので、複数の端末を同時に充電できます。
また、12VシガーソケットとACコンセントも搭載しており、幅広い機器に対応可能です。ミニ冷蔵庫が約7時間稼働できるほどのパワーがあり、アウトドアはもちろん、災害時にも活躍します。
本体は、付属のACアダプターのほかに、別売りのソーラーチャージャーでも充電可能。外装は高級感のあるアルミニウム仕上げで、デザイン性にも優れています。
アンカー(ANKER) PowerHouse 200
本体を充電しながら接続機器に給電でできる、「パススルー充電」対応のポータブル電源。コンセントが1つしかない状況下でも、ポータブル電源とデバイスを並行してチャージ可能です。スマートフォンなら約14回分、MacBookなどのノートパソコンなら約3回分の充電ができます。AC出力には正弦波を採用しているので、精密機器などにも対応可能です。
ACコンセントやシガーソケット、2つのUSB-Aポートに加えて、急速充電に対応したUSB Type-Cポートを備えているのもポイント。また、ラバー製の持ち手付きで気軽に持ち運べます。PSEマークを取得しており、安全面にも配慮して作られたアイテムです。
ジャクリ(Jackery) ポータブル電源 700
リチウムポリマー電池を搭載した、ポータブル電源。バッテリーの耐久性が高いので、長く愛用できます。回転音はわずか55dB。静音設計のため、さまざまな場所やシチュエーションで使用可能です。
電圧や温度を適切に管理する、バッテリーマネージメントシステムを搭載しているのもポイント。本体内部の温度が上昇した際には、冷却ファンが自動的に作動して放熱を行います。
出力端子はUSB・DC・ACの3種類を搭載。炊飯器や電気毛布、ミニ冷蔵庫など、幅広い機器に対応しています。また、USBポートが3つあるので、スマートフォンやタブレットへ同時に出力可能です。
ジャクリ(Jackery) PowerBar 83Wh
シンプルでスタイリッシュなフォルムのポータブル電源。機能性だけでなく、デザイン性にもこだわって作られたアイテムです。容量は83Whで、本体サイズが幅16×高さ6.5×奥行6.5cmとコンパクト。重量は0.73kgと軽量設計です。
出力端子には、ACコンセントと3種のUSBポートを搭載しています。USBポートのうち1つは、急速充電規格の「Quick Charge 3.0」に対応。スマートフォンやタブレットを素早く充電可能です。また、スマートフォンなら約8回分の電気をチャージできます。
さらに、バッテリーマネージメントシステムを採用しており、安全面に配慮されているのもポイント。カバンの中に入れて持ち運びでき、手軽に使えるアイテムです。
富士倉(Fujikura) 充電式大容量モバイルバッテリー BA-155
本体サイズ幅9×高さ17.1×奥行19.5cm、重量約1.58kgのコンパクトなポータブル電源です。力の弱い方でも、簡単に持ち運ぶことが可能。薄型なので置き場所に困らず、さまざまなシチュエーションで活躍します。容量は155Whで、20Wの照明なら約7時間連続で使用可能です。
出力端子には、USBポートを3つ・DCジャックを3つ・ACコンセントを2つ搭載。さまざまな電気製品に給電できます。また、LEDライトを備えているため、災害時の非常用電源としても活躍。電池にはリチウム電池を採用しており、安全面にも配慮して作られています。
アイパー(Aiper) ポータブル電源 PS150
防水仕様のポータブル電源。各接続口をしっかりカバーし、水が入り込むのを防ぐ仕様です。水滴や飛沫による不具合のリスクを低減します。出力端子は6種類で、さまざまな電気製品に給電可能です。
LEDライトが搭載されているため、夜間にも活躍します。ボディには、大画面のLCDディスプレイを搭載。バッテリーの残量や使用状況を確認できます。コンパクトサイズで持ち手も付いているため、手軽に持ち運びが可能です。
ボルトマジック(VoltMagic) PB450 タフ
スポーティなデザインが目を引くポータブル電源。本体重量は約5kgと、片手で持てるほどの軽量仕様です。アウトドアやキャンプへ、気軽に持っていけます。容量は450Whで、家電の場合、消費電気量が500Wまでの機器を使用可能。スマートフォンで50回分、ミニ冷蔵庫で8時間分の電力を供給します。
AC出力やDC出力など、複数の出力端子を搭載しているのもポイント。USBポートは4つあり、うち1つは「Quick Charge 3.0」に対応しているため、素早く充電したいときに便利です。さらに、ボディに液晶ディスプレイが搭載されているので、残り時間をひと目で確認できます。
ラ・チタ(Lacita) エナーボックス CITAEB-01
コンパクトながら、444Whの容量を備えたポータブル電源。本体重量は5kgと軽く、力の弱い方でも片手で持ち運びやすいサイズです。出力端子にはACコンセント・USB・シガーソケットを搭載し、最大7台の同時充電が可能。電源が近くになくても、複数の機器を一度に充電できます。
独自の安全機能「BMS×MCU」システムを搭載しているのも魅力のひとつ。耐久性に優れ、長く愛用できるアイテムです。
スマートタップ(Smart Tap) ポータブル電源 PowerArQ 008601C-JPN-FS
カラーバリエーションが豊富なポータブル電源。容量は626Whで、ノートパソコンを約23回分フル充電できます。屋外でも長時間使用でき、複数人でシェアするときも便利です。
電池には、高品質なリチウム電池を採用。また、経済産業省が定めるPSE検査のほか、世界各国の規格や品質テストをパスしており、安全面にも配慮して作られています。
出力端子は、AC・DCのほかにシガーソケットを搭載。USBポートは3つ設けられています。液晶画面付きで、残量や使用状況を確認することも可能。さらに、LEDライトも搭載されているので、キャンプや天体観測などにおすすめです。
SYRIDE ポータブル電源 MIGHTY SY-001
パナソニックのリチウムイオン電池を搭載したポータブル電源。安全性や信頼性において、評価の高いアイテムです。リチウム電池のほか、ジャンプスタート用のリチウムポリマー電池も搭載しているので、ドライブへの携行にも適しています。入力方式は3通りで、家庭用コンセント・シガーソケット・別売りのソーラーパネルから本体の充電が可能です。
出力端子は、4つのUSBポートや、AC・DCを備えています。電気毛布やスマートフォンなど、さまざまな電気製品に対応可能。また、防塵・防水仕様のため、急な雨でも安心して使えます。
さらに、Bluetoothとサブウーファーを搭載しており、スピーカーとして使用できるのも魅力です。耐久性と利便性が備わったアイテムを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
電気の確保ができない状況で活躍する、ポータブル電源。購入する際は、バッテリー容量や大きさ、使い勝手などを考慮して選ぶ必要があります。また、連泊のキャンプで使用するなら、ソーラー充電に対応したモデルもおすすめです。今回解説した選び方を参考にして、用途に合ったアイテムを探してみてください。