フレンチヘリンボーン
とは？クラシックで落ち着いた雰囲気を醸し出すフローリング材

“ヘリンボーン”は模様の一種で、語源は「herring＝ニシン（魚）」と「bone＝骨」から来ており、魚のニシンを開きにしたときに見える骨を想起させる模様であることからきています。

日本語では「杉綾(すぎあや)」と呼ばれ、山形と逆山形から出来た織り柄です。

このヘリンボーン柄を取り入れた複合フローリング材が、「フレンチヘリンボーンラスティックです。

フレンチヘリンボーンフローリング材とは

ヘリンボーン柄には「ヘリンボーン」と「フレンチヘリンボーン」があります。

短い長方形を山形に並べた柄

斜めにカットされた平行四辺形を山形に並べた柄

クラシックで落ち着いた雰囲気を演出できることから、古くから居住空間のフローリングなどの床柄として用いられています。

近年、イタリアで開催されるインテリアの見本市ミラノサローネの展示ブースの床に、より意匠性の高いフレンチヘリンボーン柄のフローリング材が使用されるケースが激増しています。

フレンチヘリンボーンは意匠性が高い一方、平行四辺形の床板を一枚一枚貼り並べるため、熟練の技術と時間を必要とします。そのためコストが高くなり、部屋の広さに比例して施工費用が膨らみます。

フレンチヘリンボーン柄の人気の高まりとともに、様々な住宅で採用したいという需要が増加してきました。

そこで課題となる施工の困難さをクリアするため、大きなサイズの平行四辺形のパーツとすることで施工の容易化と時間の短縮を実現した「フレンチヘリンボーンラスティック」がうまれました。

大きな平行四辺形のパーツとしたため、施工が簡易化しました。

そのため施工に熟練工を必要とせず、施工時間も短縮されるため、コストを抑えてヘリンボーンフローリングを楽しむことができます。

天然木を使用しているため色味のばらつきがあります。

しかしそれはすべて風合いとしてお楽しみいただけると思います。

節を最大限に活かしてなるべく埋めないようにしているため、ストッキングが伝線したりする場合がありますが、補修は十分可能です。

また、表面の艶が無いため、表面に擦るような力を与えると表面がてかってしまうことがあります。（紳士服でスーツのパンツが膝部や肘部等を擦ってしまうと照かってしまうような現象と同じです）