直貼り工法専用フロアー 施工要領
- 銘木フロアー ラスティック 直貼45
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- ※この商品は一般住宅およびそれに準じる居住施設の屋内専用です。他の用途へのご使用はおやめください。
屋外および浴室内部など頻繁に水分と接するところには使用しないでください。
目透かし施工が標準です
- 施工前にこの施工説明書を必ずお読みのうえ、正しく施工してください。
- 梱包材や残材は、法律に従って適切に処理してください。
- 取扱説明書は必ずお客様にお渡ししてください。(施工完了後、使い方を説明してください)
必ずお守りいただきたいこと
- 接着剤を使用する際は、換気を十分に行う。
- 健康を害するおそれがあります。
必ず仮並べをしてから割り付けをする!
美しく仕上げるために、仮並べをして適度なばらつきを持たせ、貼り上がりのバランスを調整してください。
施工上のご注意
- ①. 壁の周囲に2~3mmのすき間を必ずあけてください。
- ②. 床材の長手ジョイント部はきつく締めすぎないでください。長手方向をきつく締めすぎると、踏み鳴りが発生する場合があります。
- さねを嵌合する場合にはハンマーなどで無理に叩き込んだり、足でけったりしないでください。
- さね嵌合部には、施工用接着剤が付着しないように施工してください。
- 施工、切断作業の際は、防じん対策をとってください。必要に応じて、保護マスク、保護メガネを着用してください。
- 防音性能確保、床鳴り防止のため、接着剤が硬化するまでは、床材の上に乗らないでください。
特に短手さね嵌合部には乗らないでください。 - 短手の貼りじまいは無理に納めないでください。
短手ジョイントの目透かし施工について (床材の湿気による伸びをさね部で吸収)
目透かしを作る仕様になっています。(目安:目透かし約 0.2~0.7mm)
雄ざね上面を着色しており、目透かしが目立ちにくくなっています。 - ※この商品は一般住宅およびそれに準じる居住施設の屋内専用です。他の用途へのご使用はおやめください。
1. 製品仕様
サイズ(mm) | 142×895×13 |
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梱包入り数 | 1ケース 24 枚入り(3.05㎡) |
同梱部材 | ボード(3mm厚、2.5mm厚 各1枚 際根太に使用) |
床暖房対応 | 可 |
施工に必要なもの
接着剤(別売)
※必ず専用接着剤をご使用ください。(エポキシ系接着剤は使用しないでください。)
接着剤 | コニシ(株)製:KU928R(S / W) |
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仕様 | 1液型ウレタン系接着剤・低 VOC 対策品 ○オープンタイム:塗布後 5~15 分 ○可使時間:夏場 30 分、冬場 60 分 ○塗布量:0.6~0.7kg/㎡ |
ご注意 | 1. 接着剤の説明文、注意事項をよくお読みのうえ、正しく施工してください。 2. 硬化後は除去できませんので、床材に付着した場合は、ぬれぞうきんなどで、すぐにふき取ってください。 |
2. 施工前の確認
※必ず下記のことを確認してください。(確認しないと、沈み・床鳴り・浮きなどのトラブルの原因となります。)
モルタル下地の場合
1. 下地表面の確認
- □部分的な起伏・モルタルの浮き・亀裂がないことを確認
- □ほこり(異物)などがないことを確認
許容範囲
- ①. ゆるやかな起伏で凹凸が1mにつき3mm以内
- ②. 部分的な凹部で深さが 3mm以下で広さが100㎠ 以内
2. 乾燥度の確認
- □通常の条件下で最低 3週間以上の乾燥期間をとっていること
- □含水率が10%以下になっていること
確認方法
- モルタル面に新聞紙を広げ、一昼夜放置し、モルタル面が黒くならないことを確認。
ALC(軽量気泡コンクリート)下地の場合
※ALC 板に直接施工しないでください。
ALC 板は表面がもろく、施工後、はく離のおそれがあります。
ただし、モルタルなどで下地調整を行った場合は施工できます。
※亀裂などの防止のため事前に ALCメーカーと下地調整の確認をしてください。
※「モルタル下地の場合」の事項を確認してください。
合板下地・床暖房パネル・その他の場合
水平の確認 | □接合部の段差は1mm以内であること □接合部を踏み付けた時の段差は1mm以内であること |
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床鳴り・浮きなどの確認 | □下地根太は 5寸ピッチであること |
床暖房パネルの確認 | □貼り方向に制約がある場合の事前確認 □小根太付き温水マットなどは根太に直交貼りとすること ※種類によっては使用できないものもあります。事前に確認してください。 |
その他の確認 | ※合板下地の場合、含水率が13%以下になっていること。 ※クッションフロアー、直貼り床材、一般床の上には施工できません。 ※二重床の仕上げ材として使用できません。 ※合板下地上にほこり、異物などがないこと。 |
3. 施工の仕方
1. 割り付け・墨打ち
- 部屋の2 方向の中央に墨出しし、基準線を引く。
- 廊下など周辺の割り付けを考慮し、基準線を平行移動し、スタート線の墨出しを行う。
- 床材の長さを考慮して、割り付けを行う。
2. 際部の納めかた
床材の沈み防止と床材の伸びを吸収するために、下記の通り施工してください。
沈み防止処理
- 際根太の取り付け方法
- 幅80mm未満の製品を施工する場合
際部には幅80mm以上の製品を施工してください。
80mm未満ですと、さねが折れる危険性があります。やむを得ず幅80mm未満の製品を施工する場合は、上図のように製品幅+20mm程度の幅の際根太を取り付けてください。
※框・見切り材部など人の出入りの多い個所には沈み防止処理として、上記方法で施工を行ってください。
※片側を突き付け施工する場合には、必ず反対側にすき間を設けるようにし、すき間は幅木またはシーリングにて隠してください。
3. 床材の貼り付け
仮並べをして、色柄のバランスを確認してください。
色・柄や仕上がりにおきまして、施工後の責任は負いかねますのでご了承ください。
- ①. 接着剤の塗布
接着剤を一列毎に塗布する。
お守りいただきたいこと
- 必ず専用の接着剤を使用してください。(専用接着剤以外のものを使用すると、接着不良や床鳴りが発生することがあります)
- 床材に接着剤が付着した場合、ぬれた雑巾で取り除いてください。(硬化すると除去できなくなります)
- ②. 床材の貼り付け
1. 床材を切断する。
2. 雄ざね側を手前にして壁に向かって右隅から貼り始める。
※付属の合板または、くさび(現場調達)で壁際から2~3mmのすき間を設ける。
3. 床材と下地が確実に接着していること確認する。
4. 2列目以降は1尺または1.5尺ずらしのりゃんこ 貼りで施工する。
お守りいただきたいこと
- 床材が浮く場合は、重石を置いて約1日圧着してください。(短手嵌合部は押さえないでください)
- 突き上げや踏み鳴りの原因となりますので、さねを差し込む際は、ハンマーなどで無理にたたき込まないでください。
- ③. 壁際のすき間処理
1. 1日後、すき間確保用の合板・くさびを取り外す。
2. 幅木またはシーリングですき間を隠す。
4. 養生
- 施工後、表面の傷、浮き上がりを確認してください。
- 施工後は傷や汚れを防ぐために、ビニールシート・発泡シートなどの養生シートを敷き込んでください。さらに、その上に段ボールや合板を敷いて、十分に養生してください。
お守りいただきたいこと
- 養生テープは床用養生テープを使用してください。
ガムテープや両面テープを使用されますと、床材表面のはがれや変色が起こる場合があります。 - 養生シートと床材をまたいで養生テープを貼る場合、養生テープを剥がす際は養生シート側から床材側へ向かってゆっくりと剥がしてください。
- 養生シートは必ず床全体を覆ってください。養生シートで覆われていない部分が変色する場合があります。
- 養生中に雨水やペンキなどが養生シートにかからないように注意してください。
しみ込みにより、床材表面に汚染、ふくれなどが生じることがあります。
5. チェックシート
- ワックスを掛けても構いませんが、AWラスティック塗装の風合いが変わる他、光触媒性能が20%程低下しますのでご注意ください。
- ワックスを掛ける場合は、リンレイ製のワックス「フローリング専用ワックスつやなし」をご使用ください。
- フロアーコーティングを掛けた場合、AWラスティック塗装の風合いが変わる他、光触媒性能が失われますのでご注意ください。